わたしの銷夏

去年の夏は、眠れず、食べられずという体調不良に陥った経験から、今年の猛暑を如何に乗りきるかは私にとって大きな問題だった。運動はゴルフだ、プールだと年のわりには動いているのだが、医者よりインシュリンを出やすくするための筋力を付けるよう言われて、年初よりフィットネスジムに精勤しだした。お陰でいろいろな数値はみるみる良くなり、ここ二,三十年で一番良くなったのではないかと思っている。

問題はこの猛暑をどうのりきるかということ。暑さに負けて、家に閉じこもってばかりだと去年のテツを踏みかねない。ジムには通うものの自己流を通してきただけにややマンネリ化してきたのも事実だった。ジム関係者に話すと、インストラクターの個人レッスンを受けてみないか、と言われる。確かにジム内には筋肉もりもりのインストラクターが指導しているのを目にはしていた。でも今更あんな身体になりたくもないなと尻込みしていると、女性もいます、との事。そこで紹介されたのがK先生、なんと、若くて綺麗なお嬢さんなのだ。途端に私、最初のレッスンで、張り切りすぎて、途中で気分が悪くなり、ギブアップをする醜態を演じることになる。二回目からはK先生、ジムの機械を使うことよりも、体操が中心で、器具もゴムテープ、大きなゴム毬、足指で摑むビー玉のようなガラス玉、テニスボール等を使っての私の体力に合わせた運動に替えたのだった。それでも汗はびっしょり。それまで自己流で機械を操作しているときと汗の掻き方は断然違っていた。指導も筋肉の弱いところ、硬いところを、強化し、ほぐすようにしていることが理解でき、週数回のレッスンは私にとってはかなり充実したものとなったのである。未だ暑さは続くが、今年はK先生のレッスンで乗り越えられる自信めいたものが感じられるようになったのだった。

ここで常から小心者で周囲を気にしてばかりいる私はあることに少し悩むことになる。男性の先生だったら気にすることではないが、女性、それも若い方だけに、その方ばかりレッスンをお願いして「また、あの爺さん」と廻りから変な目で見られやしないかと言うこと。受付では「俺、決してストーカーでも付きまといでもないからな」と予防線を張ってもいるのだ(^^)。

もっとも、最近、句会など人前で話すとき、次のような枕から始めることにしている。。

「私には医者など職業的に先生と呼ぶ人は別にして、先生と呼ばせていただいている人が二人いる。ひとりは今年92歳になる私の俳句の先生・橋本美代子、そしてもうひとりは某ジムの二十代の若く綺麗な女性インストラクター、この先生に私は(あとは略)」

(写真はジムで私が使う運動靴。このジムは写真を撮ることも、もちろんK先生を撮ることも出来ない。味気ない写真で申し訳なし。)

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